真剣に考えてみた

リスペクトが無いとは、相対的にしか配慮しないということ。

とある中小企業の職場にて、ランサーズでデザイナーとのやり取りを担当していたときのことである。

社長は「とりあえずやってみて」とぶん投げては「なんかここちゃう」を繰り返す人で、たちの悪いことに後出し注文が多かった。

社長にとっては”一部を少し変えるだけ”。しかし一部を変えると全体のバランスを整える必要があり、その苦労を考えると、結局これって半分はやり直しに近いじゃん……ということばかりだったのだ。

私:「……これ、料金内で修正してくれるんですかね?修正依頼のうち3割は後出し情報ですし……」

社長:「するでしょ!こんなの普通よ~!どこもこんなものよ」

そう言って、後出し依頼を次々と投げる社長に私は半ば引いていた。元の料金内で・元の納期内でコレを完成させる?先方だって別の案件があるのでは?これって普通なの?だとしたら不憫なんだけど……そう思っていた。

案の定、デザイナーの方からメッセージで「後出し依頼を大量に出しておいて無茶いわないで……」と苦情らしきものが来た。ですよねーーと思いながら謝罪の返信を打っていると社長がこう言ったのである。

「えーっ、どこもこんなものでしょ!?こんなのもNGなんてありえないよ、普通は受けてくれるんだけどね。ホント、ここを少し修正するだけでいいのに!この人、ちょっと変だね!」

その時、私は思った。

「”リスペクトがない”とは、”相対的な配慮しかしない”ってことなのかもしれない。」と。

リスペクト=揺らがない絶対的配慮

「相対的にしか配慮しない」とはどういう意味か?

それは「他の人がその人をどのように扱っているか」で、相手への態度を変えるという事だ。

他の社員にナメられている社員に対して、さして仲良くなったわけでもないのにタメ口をきくアルバイト。(もちろん最初は敬語で話していた)

「この業界じゃ普通」「どこもそんなもの」と言って、ひどく安い対価で仕事を頼む人。

炎上に際して、「我もいざ叩かん!」とボロカスに叩いてくるSNSユーザー。

要は「みんながナメてるから自分もそいつをナメる」のだ。

「(確かにナメられるのもわからなくはないけど)年上だし上司だし、敬語は外しちゃだめだよね。」

「(確かに安く済ませたいけど)多分これくらいの労力がかかるし、さすがにこれは安すぎるよね」

「(確かにコイツの言動にも問題あったけど)人間、ここまで言われたら辛いよな」

こういった、相手への絶対的(=どんな状況下でも基本的に揺らがない)配慮が欠けているのである。

”あるある”とか”○○じゃ普通”とか、”みんな~してるし”ではなくて、

「1人の人間として」、相手への絶対的配慮があるか?尊重があるか?

それがリスペクトなのだと思う。

周囲を見渡して算出される配慮は、尊重ではなく保身だ。

ふとそんな風に思い、私も気をつけなきゃ~、己を省みねば~と書いた次第である。オチはない。

おまけ:respect、admire、リスペクト(日本語)、少し意味が違う。

日本語だと、「リスペクト=尊敬・憧れ」みたいな意味で浸透してるが、その意味が強いのはadmire

respectも勿論、尊敬という意味があるけど、敬意・配慮・尊重のイメージが強い。respectに否定のdisをつけたdisrespectは、「~をバカにする・軽視・無礼」を表す。

admireは「賛美する・感嘆する・素晴らしいと思う」いった意味で、相手を自分より上の存在だと強く思うニュアンスだ。

執筆者:山猫

昔、マルタで留学しているとき

私:respectとadmireってどう違うの?

先生:例えば……目の前に僕の父がいるとする。そして……

そういって彼は突然、床に両ひざを突き、指を胸の前で組んでキラキラした目で上を見ながら「パパ……」と呟く演技をした。

先生:これがadmireだ。彼みたいになりたい!という気持ちがある。respectには崇拝というイメージは薄い。

私:なるほど。

……という、やりとりをしたことがあります。

以上、とりあえずリスペクトについて考えたことでした。

またリライト・加筆するかもしれませんが、いまのところ他に書く内容が思いつかないので、ひとまず公開します。

執筆者:山猫

TwitterInstagramで記事の更新をお知らせしています。

記事のお知らせがほとんどで、「今日の夕飯は天丼!」みたいな余計な投稿はほぼ無いので、ぜひフォローしていただけると……! 励みになりますので……!

コメントはこちらから↓






    COMMENT

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です